データセンター
膨大な宅急便を安定運用。その信頼性をお客様のビジネスにも。
年間約150億トランザクションの処理能力
ヤマトグループで取り扱う宅配便の年間トランザクションは約150億。発送からお客様へ届くまでの追跡情報を確実に把握してきた実績が信頼性の高いビジネスを実現します。
※宅配便1個あたり平均6トランザクションが発生する。トランザクションとはデータベースを更新する際に、相互に関連する複数の処理をまとめて一つにした処理単位のこと
24時間365日安定稼動
構内電源の二重化や無停電電源装置、非常用自家発電装置による電源の安定供給はもちろん、徹底した地震・災害対策。
ネットワークへの不正アクセスや施設への不正侵入に対するセキュリティ対策も実施しています。
安定稼働を支える主要設備(新東京IDC)
(1) 耐火構造
(2) 免震構造
(3) 雷害対策統合設置設備
(4) 水害対策
(5) 窒素ガス消化設備
(6) 無停電電源装置、非常用自家発電装置
(7) ビル内外への監視カメラの設置
(8) フロア単位での非接触ICカードによるセキュリティ管理の実施
(9) バイオメトリクス認証装置の採用
(10) データセンター入退館、およびサーバルーム入退室の24時間365日監視
東西バックアップ体制
東日本と西日本、2カ所のデータセンターを2通信事業者による異経路2ルートの回線引込で連携。1984年の世田谷電話局地下ケーブル火災や阪神大震災から得た教訓を活かし、通信事業者以外では類を見ない安定運用体制を整えています。
免震構造システム
免震構造とは、建物を地盤から切り離すことにより、地震から守る建築構造。新東京IDCでは、震度7相当の地震に耐えられる免震構造を採用しています。
【過去に発生した震度7相当の地震】
- (1) 平成7年(1995年)兵庫県南部地震
(2) 平成16年(2004年)新潟県中越地震
(3) 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震
(4) 平成28年(2016年)熊本地震の4月14日の地震
(5) 平成28年(2016年)熊本地震の4月16日の地震
(6) 平成30年(2018年)北海道胆振東部地震
背景
世界でも有数の地震国である日本では、古くから数多くの免震構造システムが提案されてきた。近年、「積層ゴム」の利用により、実用に耐える技術として定着してきた。
概要
今回採用した方式は、「積層ゴム」と「オイルダンパー」と「すべり支承」を組み合わせたシステムで、「積層ゴム」は、建物の重量を支え、かつ、柔らかい水平ばねで、地震時に建物に生じる応答加速度を小さくし、「オイルダンパー」は、地震の振動エネルギーを吸収し、建物と地盤との間に生じる大きな変位を抑える。本システムによる免震構造は、地震から建物を守るとともに居住性の向上や建物内部の施設を保護する働きがある。
特徴
「積層ゴム」と「オイルダンパー」と「すべり支承」を組み合わせたシステムは、動きが滑らかなこと、小地震時から免震効果を発揮することなどが、他のシステムに比べ大きな特長となっている。
【免震構造システム】
地盤に直接支持されている建物の場合、地震力が直接建物内に伝わってくる。建物と基礎の間に免震装置を入れると、建物に入る地震力は1/2から1/3に軽減される。建物の骨組みはもちろん、仕上げ、家具、什器、コンピュータなどを地震の衝撃から守る。震度1の小地震でも作動し、ほとんど地震を感じない。また、震度6の大地震でも、ゆっくり揺れ、コンピュータなども安全。