導入事例
導入事例
石油製品・LPガスに加え、再生可能エネルギーや電力、エネルギーシステム、
建設資材、化学品、FAの販売、ボトルウォーター(宅配水)の製造・販売等
1990年、物流の鈴与株式会社の販売部門から分社して事業をスタート。創業以来、エネルギー・建材・化学品・FA機器・オフィス製品等さまざまな商材を法人から個人のお客様まで幅広く提供されております。近年では、法人向けのお客様に対して、商社としての様々な商品知識や機動力を活かした総合的な提案に注力しており、個人のお客様向けには、くらしのあらゆるシーンをサポートできるよう、ガス・電気・宅配水といった生活に必要なものから、リフォーム・太陽光発電などくらしをより豊かにするサービスを多岐に亘って提供されています。
また、快適なくらしの提供を通じて、社会とお客様に貢献できるようサービスを展開し、地域の皆さまからより信頼される企業になることを目指して、日々取り組まれています。
今回は、情報システム部の白鳥様、望月様にお話を伺いました。
弊社では、注力している事業の1つに、くらしサポート事業があります。静岡県、長野県、山梨県、愛知県の4県に跨る地域のお客様を中心に、暮らしのニーズや生活シーンに合わせて、ガス、電気、ボトルウォーターなどのサービスを提供しています。
これらのサービスをご提供させていただく際、お客様の支払い手段の一つとしてクレジットカード決済をご用意しています。弊社では安心してクレジットカード決済をご利用いただけるように、お客様のカード情報をしっかりと管理し運用してきました。
昨今、オリンピック・パラリンピックをはじめインバウンド需要も高まって来ており政府は2025年までにキャッシュレス決済比率40%を目標に掲げております。更に昨年は消費税率引き上げに伴う政府のポイント還元が寄与し19年には26.8%と堅調に増加傾向であり、弊社としては、お客様のキャッシュレスによる利便性向上もちろんの事、今後のクレジットカード決済の増加を鑑みて更なるセキュリティ向上の検討を開始していました。
そのような時、ヤマトシステム開発(以下YSD)様からクレジットカード情報非保持化サービスのご提案をいただき、弊社の要望とマッチするのではないかと思い、検討をはじめたのが、最初のきっかけでした。
弊社では、PCIDSSに準拠した環境を自社で構築するか、それとも、カード情報を非保持化するかという2択で検討をしていました。自社で環境を構築しようと考えた場合、システム構築やその後の維持・メンテナンス、社員教育などトータルのコストを考えると現実的ではありませんでした。
そこで、非保持化の方向で検討を進め、いくつかの会社様からご提案をいただきました。他社へお願いをする場合、決済サービスを含めた包括契約が必要となり、既存カード会社複数社と直接行っている加盟店契約を変更しなくてはならいということが課題となっていました。今は、加盟店契約会社とカード発行会社を同社として、カード決済を利用したお客様がポイント優待を受けられる。しかし、包括契約になることでポイント優待が無くなる点や、自社に発生する加盟店手数料も変更となってしまう。
しかし、既存の契約を活かしつつ、PCIDSSに準拠した環境で運用していただけるという事と、更にカード会社との強固なパイプやノウハウがあり、導入前後のサポート体制がしっかりしているYSDにお願いをする事にしました。
皆でしっかりとセキュリティ向上をしていこうという部分で、社員の理解や協力はスムーズでした。弊社とカード会社との間にYSDが入る事で、一部の運用が変更となりましたが、業務が効率化されるという事やオーソリ結果の還元が以前よりスピーディーになるという事で、スムーズに社内へ導入する事が出来ました。(望月様)
今回のコロナ禍の中で、BtoCの業界の中においても、今まで以上にペーパーレス、キャッシュレスの世界が急速に広がってくるのではないかと思っています。
ITのチカラで、分かりやすく使いやすい決済の入口を作り、お客様にとって利用しやすい仕組みを考えていかなければなりません。様々な決済手段やITソリューションを持つYSDには、更なる提案を期待しています。今回の非保持化サービスについても、引き続き安定した運用を提供して欲しいと思いっています。
クレジットカード情報非保持化の課題に対し、YSDでの処理のご提案をしました。鈴与商事様は、生活インフラ全般を扱う静岡を代表する企業です。営業所から徒歩5分の好立地、今後もさまざまな提案ができる良い関係性を築けました。
(地域統括営業本部 中部支店 静岡営業所 廣田 恒久)
改正割賦販売法を背景に「鈴与商事様の会員」と「カード会社」間 での、カード決済におけるセキュリティ向上を図る提案でした。お客さま の毎月数千万円の売上に直結する業務であるため、カードSC事業側の 開発と運用が静岡営業所と連携し、お客さま、そして複数のカード会社と 緻密な調整を行い、無事稼働させることができました。
(カードソリューションカンパニー 事業推進グループ 阿部 修平)
所属・役職等は取材当時のものです。