導入事例
導入事例
10tトラックを中心とした自社車両による輸送サービスを展開。また大都市圏を中心に、軽車両によるラストワンマイル配送も展開。
ファイズトランスポートサービス様は、ファイズホールディングス株式会社(本社:大阪)のトランスポート事業を担う関連会社として2020年に設立。
物流の根幹を支えているドライバーを筆頭とした「最前線」で活躍している方々の作業負担の軽減や業務効率化の推進はもちろん、労力に見合った収入やポジションを得られる働き方へと物流業界のステータスを変えていきたいというメッセージのもと、自社車両による輸送サービスや、ラストワンマイル配送を展開しています。
今回は、ラストワンマイルチームの榎本部長代理、藤原アシスタントマネージャーへお話を伺いました。
当社は元々toBの配送をメインに事業展開しており、toCのラストワンマイル配送については大阪の一部事業で水の宅配を実施しているに留まっていました。
コロナ禍による巣ごもり需要の増加という社会背景もあり、ラストワンマイル配送をより強化していきたいという思いがありました。また、元々事業の中心は関西エリアでしたが、よりラストワンマイル配送の需要が多い関東エリア、首都圏へ進出したいという思いもありました。
そういった状況の中、2021年5月に、某大手家電販売の荷主様からECのラストワンマイル配送を受託することとなりました。運用開始時の対象エリアは関東1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の一部エリアおよび、大阪府の一部エリアでした。
まさに大きなチャンスでしたが、急遽決まった受託であったため、事業開始まで2ヶ月しかないという状況でした。その期間で各エリアでの配達拠点の確保や、ラストワンマイル配送に対応する配送管理システムを構築する必要がありました。
運用開始までの期限が迫られる中、Web検索して「Y-Track」のサービスページを見つけたのが出会いでした。 配送管理システムの選定に際しては、シンプルさと使いやすさを最も重要視していました。
配送委託先などの協力会社にも使ってもらうことを想定すると、複雑な仕組みだと操作間違いなどのトラブルが発生するリスクがあるほか、操作説明するためには自分たちがシステムに関して熟知している必要もあるためです。
その点「Y-Track」はシンプルで、まさに求めていたものであると感じたことを覚えています。
ほかにも配送管理システムはいくつかありますが、どれも機能が多すぎたり複雑だったりと、なかなか使いこなせないのではないかと感じました。シンプルであるがゆえに、短い期間でも導入することができました。
また、「Y-Track」はオプション機能やカスタム機能により運用に合わせたシステム構築ができることも魅力的であると感じました。
<サービスお問い合わせ~導入・運用開始までの流れ>
短い期間でもヤマトシステム開発の営業担当者のきめ細かなサポート、レスポンスの早さ・丁寧さのおかげで立ち上げできたことに感謝しています。
導入効果としては、荷主が要望するサービスレベルに応えることができた点が最も大きいと感じています。荷主から配送データの提供を求められた際にすぐ提供できるなど、効率的な業務遂行ができています。
第一印象で魅力に感じたシンプルさと使いやすさについては導入を開始した後現場の担当者からも同様の感想が寄せられています。導入時に混乱もなく、ドライバーや作業員、老若男女を問わず問題なく使用できています。 配送の現場において、簡略化された作業というのは人員確保という点でも非常に重要なポイントになります。
当社のようにtoBの配送からtoCの配送へと拡大したい配送事業者に、「Y-Track」は非常におすすめです。
今後は、既存荷主の配達エリア拡大(関西圏、東海圏)や新規荷主の獲得においても「Y-Track」を活用していきたいと考えています。そこに向けてさらに業務効率化が図れるような新機能の実装などご提案いただければと思っています。
ヤマトシステム開発の営業担当者とは、当社の運用をより良くしていくために意見を出し合う良い関係性が築けていると感じています。今後も事業拡大の支援を期待しています。
「Y-Track」導入が決まった後はとにかく時間との戦いだったことを今でも鮮明に記憶しています。どのような運用ルールで「Y-Track」を使用するかを決めるために担当者様と打合せを重ねたほか、荷主様への説明や運用現場への「Y-Track」の納品及び操作説明なども並行して進める必要があったためです。
運用開始までの期日が刻一刻と迫る状況ではありましたが、ファイズトランスポートサービス様には協力会社などを含む関係者への案内やフォローなど積極的に行っていただき、無事システム稼働させることができたため、大変感謝しております。また、現在当社が進めている「Y-Track」新機能開発にもユーザー目線での貴重なご意見をいただくなど、相互に支援し合える関係を築けております。
(ソリューション事業本部 ビジネスソリューション部 匂坂 浩輔)
所属・役職、サービス名などは取材当時のものです。