株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス様は、電子決済業界の共通インフラを提供する会社を目指して、2008年3月に設立されました。

2011年にクラウド（シンクライアント）型電子決済の商業化を国内で初めて実現して以来、電子マネーソリューションを中核に、クレジット、デビットカード、QRコード・バーコード決済、プリペイド、共通ポイントなどあらゆる決済手段をワンストップで提供するゲートウェイ事業として進化し、社会の公器である決済インフラへ拡大してきました。

2022年9月には累計接続端末台数90万台を突破し、業界のトップシェアを握るサービスにまで成長しています。

今回は、「端末設置回収サービス」の導入について、業務管理部の秋山様へお話を伺いました。

当社では、マルチ決済端末、電子マネー、クレジットカード端末など、お客様のニーズや用途に合わせて多種多様な決済端末をご提供しています。決済端末は、保管からキッティング、入出荷や在庫管理と、シーンごとに管理しております。

管理業務の中でも特に課題と感じていたのが出荷管理でした。「端末設置回収サービス」の導入前は、出荷管理をExcelやメールなどアナログな手段で行っていたため、効率の悪さや伝達ミスが課題となっていました。たとえば、出荷依頼は前日から当日にかけてメールで行っていたこともあり、納品予定日が数週間先の決済端末は出荷日までのスケジュール等の管理が必要となってしまうため、効率悪い作業が発生していました。出荷指示については運用担当から倉庫担当へのメールを元に自社の倉庫管理システム（WMS）に手入力していたため、入力を誤って指示と異なる決済端末をお客様先へ出荷するといったリスクを抱えていました。

このような状況を改善する必要があったことに加え、2020年以降、加盟店へ直送する端末が増える予定となっていたことから、従来の管理では対応しきれなくなるため、早急に解決をしていく必要がありました。