導入事例

導入事例

ヤマトグループのITを担う会社として、宅急便をはじめグループ各社のシステム開発・運用を支援している当社。また、その経験と知見を活かし、多種多様な業種・業態におけるお客さまのビジネス成長に貢献する高付加価値なITを提供しています。既存の枠を超えたサービスの創造に向けて、より高度な技術・ノウハウを持つデジタルカンパニーへ。その挑戦の原動力となる『人』の採用を担っているのが、デジタル管理本部 人事戦略部です。今回は、デジタル管理本部 人事戦略部 マネージャーの大森、担当の森、宮本へ話を聞きました。

人事戦略部で新卒・中途の採用全般を管理していますが、近年は特に新卒の採用で競争率が激化していると感じています。企業が学生を選ぶ「買い手市場」から、学生が企業を選ぶ「売り手市場」へと変化しています。また、採用活動時に学生が情報収集しやすくなり、特に私たちのようなIT企業では選ばれる企業になるために多くの工夫が必要になったと感じます。一方、コロナ禍を経て採用活動のオンライン化が進み、全国から学生を採用しやすくなったのも近年の大きな変化です。
学生に対し採用活動を行う中で、一次面接や二次面接はオンラインで済んでも、最終面接や内定式などこちらに出向いてもらうシーンが必ず発生します。その際に発生する交通費を支払う手段として、これまで最初は現金書留、その後口座振込を用いてきました。ただ、いずれも支払完了までに時間がかかってしまうこと、口座振込に関しては自社から学生に直接行おうとすると口座情報を取得する必要があることがネックになっていました。その後採用管理システム(Applicant Tracking System)の交通費支払い代行サービスを活用することで口座情報を直接取得する必要はなくなりましたが、支払までに時間がかかり学生を待たせてしまう課題は解消できませんでした。
書留にしても口座振込にしても、社内の業務負荷も大きい作業です。口座振込に関しては学生からの申請を基に行うのですが、申請日が遅くなって社内の締め切り日に間に合わないと振込日もずれる、といった形で社内の経費の見通しが立てづらいところも課題としてあり、管理が難しいと感じていました。
BtoCの支払いをキャッシュレス化する『マルチバリューチャージサービス』は、人事が採用イベントとして開催しているオープンカンパニーでもロールプレイングの題材にしていて、便利なサービスだなと思っていました。ただ、自分たちが行っている採用交通費の支払に使おうという考えはなかったというのが率直なところです。営業担当である上原さんから提案され、そんな手があったのか!と思いました。『マルチバリューチャージサービス』では、私たちが管理画面に金額と携帯電話番号を入力・承認すれば学生にSMSが配信され、そこから受取操作をしてもらうだけで支払が完了します。学生の皆さんはキャッシュレスやオンラインに慣れた世代ですし、とにかく早く支払うことができるという点に魅力を感じました。ただ、経理面で問題なく導入できるか、社内の確認と運用設計には少し時間がかかりました。
私は採用活動を通じ学生と触れる機会も多いのですが、自社のサービスを採用活動の中に活用できることは学生・人事双方にとって良いことだと感じ導入準備を推進しました。特に学生にとっては、自社のサービスを利用することが入社後自身がサービスを企画・開発・営業・運用するイメージにつながりますよね。導入前の社内確認と運用設計はたしかに大変な面もありましたが、導入後はスムーズに問題なく運用することができていると感じています。
『マルチバリューチャージサービス』導入後に開催された内定式では、交通費の支払方法は、従来通りの口座振込か『マルチバリューチャージサービス』を使うかを学生に選択してもらいました。結果、交通費支払い対象の約半数が『マルチバリューチャージサービス』を選択し驚きました。交通費を早く受け取ることは、学生にとって大きなメリットがあるのだなと感じています。
『マルチバリューチャージサービス』を利用した学生にはアンケートも行っているのですが、『マルチバリューチャージサービス』での受取を選んだ理由として回答者の7割弱が「受取が早くなるから」を選択しています。受取操作についても回答者のうち9割弱が「特に違和感なく操作できた(不満はなし)を選択しており、問題ないようです。全国での採用活動が進み内定者にも地方居住の学生が増えていることから交通費は高額になりがちで、それを簡単に早く受け取れるという点で『マルチバリューチャージサービス』を利用できてよかったと考えています。口座振込と比較して学生がすぐに受取してくれることで、社内の経費の見通しも立てやすくなりました。前述のとおり管理画面に金額と携帯電話番号を入力・承認するのみで、業務負荷も軽く済んでいます。特に採用期間のピーク時には面接が立て込み残業も増えがちなので、交通費支払のような周辺業務に業務負荷がかからないことは嬉しいポイントです。
今は受け取ることができる手段も一部に絞って運用しているのですが、今後は対応手段を増やして学生に好きな手段を選んでもらえるようにしたいと考えています。また、採用活動においては交通費以外にも入社前の健康診断受診費用など学生への支払は発生します。利用シーンも増やしていきたいと考えています。
口座振込よりも『マルチバリューチャージサービス』を利用したほうが当社としては手数料を安価に抑えられますので、このまま件数が増えていけば経費削減にもつながって行くと思います。
特に新卒の採用活動に関しては、従来のやり方に固執せず、時代や対象となる学生の変化に合わせて採用する側である私たちも柔軟に進化していくことが学生の満足度を上げ、結果選ばれる企業になれるのだと考えています。この先も新たな取り組みを通じて学生に選ばれる企業を目指し、会社の成長に貢献したいですね。
『マルチバリューチャージサービス』の展開を検討する中で、最も身近な自社内での利用がないという点に気づき、ヒアリングを実施しました。その結果、支払いに関して困り事があることが分かったため、『マルチバリューチャージサービス』を活用して改善を図ることを提案しました。
導入後は、学生からの評価も高く、具体的な困り事の解決に繋がっているという声も聞けています。今後は、自社での成功ノウハウを活かし、社外のお客様へのサービス展開を進めていきたいと考えています。
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