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2026年卒の方

社員インタビュー

D.M.

インフラ運用

D.M.経済学部卒/2012年入社

ITインフラの企画から設計、構築、運用までを担い、
ヤマトグループ全体のリモートワークを支える。

インフラ運用

D.M.経済学部卒/2012年入社

キャリアステップ

1

部署の教育カリキュラムに沿ってネットワークやサーバの基礎を学ぶ。

2

VDI(Virtual Desktop Infrastructure)の運用業務に従事。基盤運用、社内の申請窓口、利用者からのQA対応など。

4

メールセキュリティの運用を担当。メールのセキュリティ対策強化、メール関連のQA対応、セキュリティをすり抜けたマルウェア付きメールに分析などを実施。

7

VDIの企画、構築、運用業務を担当。VDIの企画や構築を主としながら、運用改善や、VDI以外の次世代端末の検討、リモートアクセス設備の構築。

D.M.

ヤマトシステム開発を志望した理由を
教えてください。

私は元々パソコンが趣味で、インターネットを楽しむほか、自分でパーツを購入して自作パソコンを組み立てたりもしていました。大学は経済学部でしたが、ゼミは学部で唯一のIT系である情報セキュリティ関連のゼミを選択。現在から考えると、そこで学んだのはかなり初歩的な内容ではありましたが、それでも自分なりに知識の広がりを感じて楽しめたこともあり、ITに関わる仕事がしたいと思うようになりました。
そこでIT業界に絞って就職活動を行いましたが、学生にとってあまり直接の接点がないIT業界のなかで、ヤマトグループは普段の生活で馴染みがあり、安心感がありました。また当時は、東日本大震災後の影響で、学生にとってとても厳しい就職環境でしたが、真っ先に内定をいただけたこともあって迷わず入社を決めました。
開発部門を希望していましたが、配属されたシステム部門(当時)の運用部署。しかし、だた運用管理するだけではなく、どのようなインフラを構築するかを企画、設計する役割も担っており、ハードウェアにも興味を持っていた私にとって適した配属でした。

D.M.

運用技術部の役割と
ご自身の仕事内容を教えてください。

IT基盤本部はヤマトグループやヤマトグループ以外の企業さまのシステムの基盤となる、ICTインフラの企画、設計、構築、維持管理を行っています。その中で私が担っているのはVDIやリモートアクセスのような、セキュリティ要件の求められる状況についての企画、設計、構築などです。
VDIは「仮想デスクトップ」と呼ばれるもので、個々のコンピュータで稼働させていたOSやアプリケーション、コンテンツデータなどをサーバ上の仮想化基盤に統合する仕組みのこと。サーバ上にアプリケーションやデータを集約するため、クライアント端末には必要最小限の機能さえあればよく、情報漏洩のリスクが軽減できるため在宅勤務などのリモートワークに力を発揮します。当社のVDIはヤマトグループ向けのサービスで、VDIを導入したいというグループ企業に対して、サーバを割り当て、ミドルウェアで個々の会社ごとに初期設定を行います。また、新規に500台使いたいという場合などは、基盤の拡張も必要になります。ICTインフラの拡張に当たっては、今後の使用状況を見極めつつ、運用の効率化なども考慮して設計を行います。また、ソフトフェアやハードウェアの障害が起きたときに、緊急対応策を講じつつ原因を究明、迅速にリカバリーすることも私たちにとって重要な使命です。

D.M.

仕事の難しさとやりがいを感じるのはどんなときでしょう?

立場上、お客さまから直接声を聞ける機会は少ないのですが、長い時間をかけて行ってきたプロジェクトが無事にリリースできたタイミングや、困難な状況を突破できたときには達成感があります。最近では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワーク需要急増への対応が、強く印象にのこっています。最初の緊急事態宣言発令時には、多くのグループ企業が在宅勤務への移行を前倒しすることになり、緊急かつ短期間での環境構築が必要となりました。時間がないなかで技術者が集まり、協力しながら柔軟かつ迅速に環境構築を行い、需要増に大きなトラブルなく対応できたときは、グループ企業を超えた社会的課題に役立てたという達成感を感じることができました。

私の担うシステムは、この10年でお客さまが10倍以上に増えており、現在も右肩上がりに増え続けています。利用者が増えることは良いのですが、それに伴い運用に携わる人数も増え、運用管理も煩雑になっています。またグループ企業には24時間365日サービスを提供している企業もあるため、システムのバージョンアップなど何らかの変更を行うにも関係各社への周知や事前承認など、方針決定から実行に移すまでにさまざまな工程が必要になってきます。こうした課題を解決するために、現在はパブリッククラウドの技術の活用も検討しています。このようなITインフラの進化に関われることも、この仕事の面白さのひとつです。

今後の目標、
将来ビジョンを
お聞かせください。

私がVDIを担当した当時、世の中にはまだクラウド環境が整備されていませんでした。しかし近年はパブリッククラウドが進化し、その活用が急務となっています。現在、私は次世代のインフラを考える立場にあり、VDIをオンプレミスからクラウドに移行する構想と、セキュリティの担保されたファットクライアント端末の利用について検討を進めています。ファットクライアントとは、記憶媒体やアプリケーションソフトをすべて実装したもので、その最大の課題は、セキュリティの向上と、管理のしやすさです。そのセキュリティ問題を解決することで、お客さまのデスクトップ環境はより快適で高機能なものになるはずです。
また、今後のキャリアビジョンについては、しばらくは技術職という立場で、現在の専門分野の技術力をさらに深めたいと考えています。現在は知識も経験もややVDIに偏りがちだと考えているので、今後よりセキュリティに関わる知見を深めて役に立てる範囲を広げ、社内だけではなくグループ企業内でも頼られる存在をめざします。