導入事例
導入事例
香辛食品類、加工食品類、調理済食品類、スナック類等の食品製造加工ならびに販売、その他
ハウス食品様は、「食を通じて、家庭の幸せに役立つ」を企業理念とされています。創業より100年以上に渡り、カレーやシチューなど様々な商品を通じてお客様に「幸せ」を感じていただけるお手伝いをされており、ライフスタイルや食へのニーズが変化する中、お客様に寄り添い、独自の技術を活かした新たな価値を提供し続けることで、一つでも多くのご家庭に「幸せ」を感じていただけるよう日々、取り組まれています。
また、子供たちに食べることの大切さや、作ることの楽しさを伝える食育の活動を通じて未来の食卓づくりにも取り組まれています。
今回は、SCM部の松下様にお話を伺いました。
弊社のメインのお取引先様は、全国の食品卸各社様となります。お取引においてFAXでご注文をいただくケースも多く、弊社の受注センターでは、FAX-OCR機を保有し、いただいたオーダーを全て受注センターの社員が内容のチェックや修正を行い、基幹システムへの登録を行っていました。
そんな折に、既存FAX機の老朽化やwindows10への対応が必要となり、新たなシステムの導入を検討しておりました。また、OCR処理が出来ないFAXについては、手作業でのシステム登録が必要になる事や、出社を前提とした業務であったため、災害時には広域エリアでの受注受付業務が滞るリスクも同時に抱えていました。
そのような時、展示会場でヤマトシステム開発(以下YSD)様から注文書デジタル化サービスを知り、弊社の要望とマッチするのではないかと思い、検討をはじめたのが、最初のきっかけでした。
当初弊社では、既存のOCR-FAX機のリプレースを検討する際、自社でパッケージシステムを購入して既存の機械を入れ替える事を検討していました。そこで、複数社から提案をいただきましたが、パッケージの製品には、標準機能の中に必要以上の機能も多く含まれているものも多く、高コストで投資回収期間も長くなる事から、投資をするべきか慎重になっていました。
そこで、YSDの提案を検討したところ、自社でFAX機を保有する事が不要となり、投資額や運用コストが抑えられる点、得意先様側のフォーマットでOCR処理が出来る事で手作業が軽減でき、OCR読み取り後の不具合の補正や文字判断をしていただけるなど、弊社の要望をシンプルに叶えていただけると思いYSDにお願いをする事にしました。
導入前にイメージしていた効果が実際に出ていると感じています。OCRでの読み取り率も従来の約5%から約50%まで向上させる事が出来ておりますし、受注センター業務のテレワーク化も推進する事が出来ました。特にコロナ禍の今、サービスを導入していなければ受注センター業務にも大きな影響が出ていたのではないかと考えると、BCPという観点からも大きな効果があったと思っています。
弊社にとって、得意先様は大切なお客様ですので、得意先様の個別要望にきめ細やかに対応できるような仕組みであったり、マスタの更新や設定など裏側の機能も更に拡充してもらえるとより利便性が高まると思っています。
また、配送リードタイムを考慮した締め時間の可変等が出来るようになると、弊社の提供サービスの可能性を広げる事にも繋がるのではないかと思います。
今後もコロナ禍の中で、様々な世の中の変化が想定されますので、YSDには、ぜひ更なるサービスの拡充を期待しています。そして、引き続き安定した運用をお願いします。
本サービスではFAX受注というハウス食品様とお得意先様を繋ぐ重要な業務の一端をお任せいただいております。当社の業務品質がハウス食品様の品質に繋がると思います。その責任を十分に感じながら対応していくと共に、ハウス食品様の利便性向上に向けた取り組みも進めてまいりたいと思います。今後も当社のサービスを利用してよかったと感じていただけるように常にお客様の声を伺いながら進めていきたいと思います。
(ITオペレーティングカンパニー 上原 健史)
所属・役職等は取材当時のものです。